防水工事
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ポイント1 防水層の重要性
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マンションや戸建の屋上やバルコニーには、建物内部に雨水が侵入するのを防ぐため、防水施工されています。 それは、屋根と同じく直射日光や雨風などの自然環境から受ける影響を防ぐためです。
しかし、定期的に手を加えないと、防水層が徐々に劣化するために起こる雨水の侵入によって、建物自体の強度を弱めてしまうかもしれません。
防水工事の良し悪しが、建物の寿命を左右する重要な箇所です。 そこで、早めの点検、メンテナンスをおすすめします。
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ポイント2 防水工事の目的
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『コンクリートの保護』
防水性を蘇らせて、雨水の侵入によって起こる、コンクリート(強アルカリ性)の中性化を抑制し、長期的に建物の強度を維持する。
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コンクリートは中性化に弱い?!
劣化した防水層の隙間から雨水が内部に侵入してしまった場合
1.コンクリート表面から徐々に中性化
2.内部の鉄筋が錆びて膨張
3.コンクリートにひび割れや剥がれが発生
すると、徐々に建物自体の強度が弱くなってしまいます。
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『雨漏れを未然に防ぐ』
建物の役割は、「生活環境を守る」こと。 防水工事で、雨水等の侵入防止と給排水等の漏水を防止し、その「品質」と「機能」が維持されることが重要です。
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ポイント3 メンテナンス時期
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『3~5年に1度の点検が必要』
目には見えない箇所ですが、建物の耐久性を左右する重要な工事。 10~15年を目安に、防水工事することをおすすめします。 また、
『防水層表面のひび割れや塗装材の剥がれ』
『防水シートのめくれやジョイントのずれ』
『継ぎ目に雑草が生えてしまった』
など、が見られたら防水層が傷んでる証拠です。 早めの防水工事をおすすめします。
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ポイント4 防水工事の種類
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『ウレタン防水』
通気効果と緩衝効果を併せ持つシートの上にウレタン塗膜防水層を塗り重ねます。 防水層が下地と部分密着しているため、優れた安定性と耐久性を発揮します。
また、通気緩衝層が下地の水分を逃がすので、ふくれを防止するとともに下地の挙動を緩衝し、下地クラックの隙間ゼロの状態から防水層の破断を防ぎます。
残留水分の多い 改修防水に適しています。 また、オプションで遮熱仕様にも変更できます。
『塩ビシート防水』
塩化ビニル樹脂で作られた防水シートを接着剤などで下地に貼り付けます。 防水層のふくれが発生しにくく、意匠性に優れています。
また、定期的なトップコートを塗るメンテナンスを必要としません。 鳥害(カラス等のついばみによる穴あけ事故)にも強いのが特徴です。
露出防水仕様で軽量のため、構造体への負担を軽減し、防水層のメンテナンスが目視で確認できる。 また、遮熱対応の塩ビシートもあります。
『FRP防水』
軽量かつ強靭、耐熱性・耐食性・耐候性などに優れています。 防水層は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。
その防水層は、継ぎ目のない層となり、きれいな仕上がりとなります。
用途も大小問わず、屋上やバルコニー、駐車場の床、屋上緑化防水、薬品槽、下水道施設など耐蝕性が必要な場所など、幅広く使われている防水工法です。
速硬化タイプなので、約1日~2日で施工を完了できるのも特徴です。
『防滑性ビニール床シート』
高層住宅やマンション、アパートなどの階段や廊下は、雨水によって滑りやすくなるもの。 また、深夜や早朝などの歩行音も気になる・・・
そこで、転倒防止や騒音軽減に役立つのが、防滑性ビニール床シート。 衝撃音吸収性と防滑性、耐候性、簡易な施工性を兼ね備え、静かで安全面を配慮した快適な共有空間がつくれます。
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ポイント5 豊富な実績と安心施工
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225,000棟もの施工実績に基づいた豊富な知識を有する塗装の専門家が、 お客様の住まいを診断させて頂き、『お客様の目線』で適切なリフォームのご提案をさせて頂きます。
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ポイント6 アフターメンテナンス
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施工後は住宅カルテを作成し、コンピュータに登録させて頂きます。 作成したカルテをもとに、営業担当者が「ペンタくんドクター」として定期的に点検をさせて頂き、お客様の住まいを守らせて頂きます。