面積効果とは、同じ色でも面積の大きさによって明るく見えたり暗く見えたりする現象のことです。
下のイメージ図はどちらも同じ色を使用していますが、左の図よりも面積の大きい右側の方が明るく見えないでしょうか?
これは人間の目の錯覚による面積効果という現象が起きているためです。
つまりカタログなどのカラーサンプルで見たときよりも、外壁を塗装した仕上がりの方が色合いが明るく見えてしまいます。
お客様がイメージしている色よりも少し濃いめの色を選択しておくと、実際の仕上がりがイメージに近くなる傾向があります。
色は光の照射量によって見え方も異なってきます。
『晴れの日』と『曇りの日』に異なって見えるのもそのためです。
光の照射量を考慮したうえで見る事も大切となります。
下のイメージ図は同じ塗料を使用しており、晴天時と曇天時に撮影した写真です。
艶消し塗料は艶あり塗料と比較して、少々白っぽい感じに仕上がります。
スタッコ調やサイディングの模様に凹凸がある場合は、凹凸によって出来る影の影響で色目が濃く感じることがあります。
それに対して、フラットな面への艶あり塗装は、薄めの色目に仕上がる傾向があります。